facebookやInstagramばかりで、ブログをなかなか更新していませんでした。
お久しぶりです。
かつての西表島温泉で講習がありましたので参加しました。
温泉の講習ではなく、応急手当と野外救命の講習です。
具体的には、AHA(アメリカ心臓協会)のハートセーバーファーストエイドコースの講習と、
JAEA(ジャパン・エマージェンシー・エイド)のウェルダネスエマージェンシーエイドの講習です。
AHA(http://www.heart.org/HEARTORG/)は心臓蘇生教育の世界的権威です。
そのハートセーバーファーストエイド/CPR/AEDを以前に受講しているのですが、その更新のために参加しました。今回は、CPRとAEDがないのですが、西表島で開催ということで喜んで参加しました。西表島で開催ということは、西表島の実情に合った講習という事なので、休業して参加しました。翌日は、ウェルダネスエマージェンシーエイド(http://www.wildmed.jp/index.html)の講習です。野外・災害における救急法の有名な講習です。本土での二日間講習などを検討していましたが、これも西表島で開催されるということで、2日目も休業して参加しました。
講習場所は、昔の西表島温泉です。懐かしい場所です。利用者でもありましたし、少しですが温泉のマネージャーも務めていました。温泉は廃業しましたが、そこが会議室に改装されており、今回の講習の会場となっています。
使い辛かった貴重品ロッカーと、有能な脱水機です。懐かしい。この脱水機、不要ならば譲っていただきたいです!
プールからも水が抜かれていますが、直ぐにも営業再開できそうな雰囲気です。
あー、このプールを清掃・水質管理していた苦労の記憶が蘇ります!
日本最南端・日本最西端の浴槽も綺麗で、営業再開できそうです(笑)
CPRもやりました。野外で。しかもこれ、直登が難しいほどの急斜面なんです。
そんな状況下も充分ありえます。
水平で、応援が期待でき、しかも携帯電波の届くエリア。
そんな状況は、西表島では期待できません。より実践に即した内容です。
その場でファーストエイドやCPRを開始するか、安全な場所に移動するか。
場所や状況を変え、その判断の反復練習です。
参加者はツアーガイドの人間ばかりで、意識も高く、経験者ばかりで、参加した甲斐がありました。
実りの多いものでした。JAEAの皆さん、ありがとうございました。
野外講習は夕方で、みんな蚊に刺されながらの講習です笑
有名どころのカヌーショップさんの顔が出ていますが、そのまま掲載します☆
玄人好みな、ひと気の少ないところでツアーをされているオーナーガイドさんで、
興味のある方は紹介しますよ~
さて場所を移して、ここは昔の岩風呂・やまねこの湯。
板張りに変わっていて、その上で野外CPR。
過酷でした。。。このあと直ぐに日は暮れて、真っ暗な中でのCPR。
助けを求められない山中で、要救助者の家族と一緒。
家族も納得するだろうと期待して、長めの30分間CPR。
経過時間もわからない状況。真っ暗闇。泣き叫ぶ家族と一緒。蚊との闘い・・・
さて、AHAのハートセーバーファーストエイド講習も無事終了。最終審査も合格。習っていないところ、翻訳のややこしいなどありましたが、おそらく満点合格のはずです。
2日目は、ウェルダネスの講習です。野外でのファーストエイド、CPRです。
西表島では普通ですが、携帯電波が届かない、周りに人もいない山中という設定ばかり。
素人にできることは限られている。もうすぐ陽が落ちる。プロでも判断に迷う状況設定で何回も何回も繰り返します。
実際に問題となった判断事例で、私ならどう判断するかという演習。うーん、答えがない。。。
ツアーガイドにできることは限られますが、ケガと病気の予防に努めます。
西表島の実情に即した演習を設定してくださった講師陣に感謝です。
体を張って、講習してくださいました。
下の写真は溺者を演じている講師陣。感謝です。
JAEA(http://www.jaea.org/)
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